2011年4月27日水曜日

啓蒙活動!!

先日、身を削る思い(←言いすぎですね、スイマセン(><))で作成した『寝たきりの方へのケアマニュアル』。

早速今日、寝たきりの方を介護している住民の方々を集め、
マニュアルに掲載している内容に基づいてセミナーを開く事が出来ました!!

先週、ゲル地区の社会福祉部主催で寝たきり介護者対象にセミナーをするという情報を掴んだ私は、早速担当者に『私にもちょっぴり時間をくれないか』・・・と相談。

すると『ボルノ(いいよ)ーーーーーーーーーーーーー!!』と即効快諾。
作成したマニュアルを見せた瞬間、
『これは素晴らしい!私にも1冊ちょうだい!本のデータもちょうだい!』と物凄い勢いで詰め寄られました(><)

そして本日。

なんと私が提供したデータを元に、彼女(我が活動先の医師)がパワーポイントを使って話してくれたんです(@@)
私が伝えたい事をモンゴル人が伝える。
これこそ私が望んでいた形!!

『口腔ケア』について説明中


私は補足として、バガノールで幾度となく見てきた『重度の褥瘡』について写真を見せながら話しました。
間違ったケアがどれだけ寝たきりの方へ影響を与えるか。更には死期をも早めるか。

▼すると、『うわぁ~・・・』『ひゃぁ~・・・』と悲鳴が。
『やだわ・・・ケアが悪いとこんなになってしまうのね・・・』『酷い・・・』との声が。
  

▼そして実際に人形を使用し、『褥瘡の洗浄方法』『除圧の必要性&体位変換の方法』を実演。
 

『あ~、なるほど。』『お~、こうやって使えばいいのか~!』
『このクッションいいわね!』としきりに声が飛び交いました。

セミナー終了後に作成したマニュアルを一人ひとりに配布。

▼娘を嫁に出すような気分でした( ´ー`)ノ
  

あぁ。こんなにも早く念願のマニュアルをフル活用したセミナーが出来るなんて。
素直に嬉しい・・・。

ですが、今日セミナーに来られた介護者はほんの一握り。
社会福祉部の情報では、まだまだ介護し介護されている人達がいるとの由。

更に2回目、3回目と開催できるようにしたい!!

2 件のコメント:

  1. 前回のマニュアル本完成とあわせて、素晴らしい活動ですね!

    中身を伴った形として、技術を伝えて(残して)いけるというのは、実際にはなかなか難しいことだと思いますので。

    現地での任期もあと少しとのことなので、体には気を付けて、残りの日々を過ごされてください。

    P.S.
    ブログへのメッセージありがとうございました。
    帰国後も、可能な範囲で、(何らかの形で)当NPOをはじめ、モンゴルでの医療支援活動に関する情報交換・活動協力などさせて頂ければ、と思っています。どうぞよろしくお願い致します。

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  2. >わらわら@HSPさん

    わらわらさん、コメント有難うございます!
    更にはお褒めの言葉も頂けて、嬉しい限りです!!

    作成したマニュアルをこんなにも早く住民さんに渡す事が出来るだなんて、作った本人が一番ビックリしてます。

    確かにわらわらさんのおっしゃるように、技術移転はとても難しい。
    正直、私1代ではまだまだ浸透しきれないと思ってます。ですが、来年には後任が赴任する予定なので、このマニュアルを使って更に浸透していければ…と願ってやみません。

    ある意味、2年間という期間はとても短いのかもしれませんね。

    勿論、帰国後も何かの形でモンゴルの医療活動に携わる事が出来ればと思っていますので、こちらこそ宜しくお願い致します!!

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