2010年3月28日日曜日

小さな訪問者

昨日は我が家に可愛い訪問者がやってきました!!

彼女の名前はオルギルマー。
一昨日誕生日だったらしく、13歳になったそうで( ´ー`)ノ

▼ゼリーの詰め合わせを誕生日プレゼントに♪
にっこり微笑むオルギルマー。可愛いです(≧∇≦)


彼女は去年、
小児科病棟の巡回をしていた時に出会った患児なんですね。
バガノールに来て、初めてできた小さなお友達です( ´ー`)ノ

将来は小児科医になりたいというオルギルマー。
今年から日本語も勉強し始め、
日本との交流を持ちたい!!
・・・と目を輝かせる彼女。

モンゴルの未来は明るい。
嬉しくなった昼下がり・・・ヽ(´▽`)/

訪問者

先週、同期3人+同期のお友達1人(合計4人)が、
わが活動先のバガノールにやってきました!!
一人暮らしのわが家に訪問客が来るのはとっても嬉しい事。
賑やかな1週間でしたぁ( ´―`)ノ

そして早速同期達が活動先の病院見学に!!


自分の活動先を同期達に紹介するのは、身が引き締まる思いでした。
遠くの任地からわざわざ足を運んできてくれているわけですから、
モンゴルの医療事情をみんなに知ってもらいたい、
余すところなく見てもらいたくて、伝えたくて。

この日は保育器に入った未熟児がいたので、
同期メンバー達は初めてみる未熟児を前にし、刺激を受けたようです。
刺激というか、衝撃というか。


この日は1人の未熟児しかいませんでしたが、
多い日は2~3人もの未熟児がいる時も。
▼ですが、治療に必要な医療器具がこれだけ。
酸素流量計1台とシリンジ(輸液)ポンプ1台のみ。


医療器具が絶対的に少ない中、
小さい赤ちゃんが保育器の中で一生懸命呼吸している姿は、
命の重みを感じずにはいられません。


『頑張れ!!』

同期と共に私も赤ちゃんにエールを送ってました。
▼そして、産科病棟を快く案内してくれたシネ医師。
ありがとうございました!!

2010年3月27日土曜日

遅くたって・・・

今年1月に行った『心肺蘇生法セミナー』

そのセミナーテストがやっと昨日、行われましたっ!!

セミナー終了後のアンケートを行いたい・・・と看護部に提案したんですが、
『テストをしたほうがいい!!』と言う事になり、
そのテストを看護部主任が作成してくれることになったんですね。

▼これがその答案用紙
(分かりにくくてスイマセン(><))


しかし2月が過ぎ、3月半ばを過ぎてもテストを行う気配がない・・・。
テスト原本は大分前に見たんだけどなぁ・・・

『あ・・・あのぅ・・・エルカ(主任の名前)。
1月に行った心肺蘇生法のテストなんだけど・・・』と聞いた瞬間、

『あ、今日やるから!!』・・・と。

モンゴルはいつもゲリラ的に事が行われます(笑)

▼みんな必死に主任が作ったテストを解いています


結果は・・・

ずば抜けて良かった人・飛びぬけて悪かった人としっかり分かれたそうで。

『飛びぬけて悪かった看護師は再度テストをやるわ!!』
・・・と普段から怖い主任が更に怖い顔になってました(@@)

計画立案⇒実施に至るまで、
『予定した通りに行いたい思考』が強い日本人にとって(私だけですかね(><))、
なかなかスムーズに事が運ばないモンゴルに
悶々としていた今日この頃。

ですが、自分が行ったセミナーのテストが数ヵ月後になったとしても、
テスト作成・実施してくれるだけで立派じゃないか!!
・・・と思えるようになりました。

最近やっと、やっとです。

更に最初は『テストは心肺蘇生法だけ』・・・と言っていたんですが、
2月・3月のセミナーのテストも作成して実施するみたいです。

いつになるか分かりませんが(笑)

時には待つ事も大事。
あらためて学びました。

2010年3月22日月曜日

心の支え

▼この写真は去年、産科病棟の診察室前を写したものです。
(手前にある部屋が妊婦さんを診る診察室)



何か殺風景じゃありませんか?

そうなんです。診察室の前に椅子がないんですね。

お腹の大きいお母さん達は、
いつもこの診察室前で立ったまま順番を待っていました。

大きいお腹を抱えて立っているのって、とても辛いんですよね。
(あ、私はまだお産経験はありませんが(><))

そこで去年、

『この診察室の前に椅子を置けないかなぁ…』と提案してみましたが、
すんなり提案が通らないのが発展途上国。
(まぁ、日本もそうですかね(><))

それが先日、産科病棟を覗いたら・・・

あったんです!!

椅子が!!




しかも・・・

本当にお母さん達が座って診察を待っている!!




『うわぁ~!!椅子があるぅ!!』

『そうよ、亜矢が必要だって言ったからよ。良かったね!!』
・・・と産科病棟の看護師さん。

『!!!!(≧∇≦)』

私はただ提案しただけですが、
その(外国人の)提案を、きちんと受け止めてくれた事は何よりも嬉しい事でした。

このような出来事は、私にとってかけがえのない『心の支え』の一つなっています。
何よりも私の背中を押してくれます。

みなさんの『心の支え』はなんですか?

2010年3月18日木曜日

現実

わが活動先のICU(集中治療室)には、
他国の支援物資による『輸液ポンプ』という医療機器があります。

▼これが『輸液ポンプ』


分かりやすく言うと、
前回お話しした『シリンジポンプ』の大きい版です( ´ー`)ノ

▼写真のように点滴台にぶら下がっているような点滴瓶を、医師から指示された時間通りに患者さんに投与する医療機器です。


ですがこのポンプ、今まで1度も使われていないんです。

『せっかくこんないい器械があるのに、何で使わないの?』・・・と尋ねると、

『使い方が分からない』・・・との返答。

『それはいか~ん!ただのオブジェになってるだなんて!!』

なので、すぐさま”ポンプ使い方セミナー”を行おうと決意。

ポンプは全て英語表記だったので、間違いがあってはいけないと何度も何度も動作確認を行うこと数十回。

ですが・・・

動作確認中に気付いてしまった。

この輸液ポンプに合った、輸液ルートがないことに。
そうなんです。規格が合わないんです。

院内にある輸液ルートはモンゴル製、または中国製。
アメリカ製のポンプの規格に合ったものではなかったんです。

院内中にある輸液ルートを片っ端からセッティングし、動作確認をしました・・・。

ですが、規格外のものを使っているため、
設定した時間通りに輸液したい量が投与できませんでした。

命を預かる現場で、そんな事があってはいけません。

必要な医療機器。

実際に目の前にあるのに使うことができない。
なんて切ない現実。

救援物資は使われてこそ意味をなすもの。
与えるだけではだめなんだ。

2010年3月13日土曜日

知らない世界を知って

あるところには医療機器が溢れてる。

▼首都において、この患児は呼吸器管理されていました。
自分で呼吸ができないので、気管に細い管を通し、機械によって呼吸管理されています。


わが活動先バガノール。呼吸器がありません。
しっかり10ヶ月、お母さんのお腹の中にいたとしても、出生体重が2000g以上あったとしても、
呼吸不全で生まれてくる赤ちゃんだっているんです。
もし、呼吸が止まってしまったら・・・。
助けたくても、助けてあげる事ができません。

『これって、どういうことなんだ?』
・・・と疑問に思い、NPO代表の方に尋ねてみました。

すると、

『あぁ、それはねぇ、リスクの高い新生児はどうしても首都に運ばれてくるでしょう。
だからどうしても優先的に首都に資金が回りやすいんだ。
おまけに、首都だと足が運びやすいし、実際にああいった小さい子達を見て、 援助したい!・・・と思う人がいるんだよ。』

『確かに。バガノールでもハイリスク妊婦は首都に運ばれてきます。
でも、他国からの援助資金が少しでも与えてもらえるようにと、
毎回・毎回バガノールの人達は草案(援助を受けるための申請書)を書いています。
却下されても却下されても・・・です。
首都の病院はその草案書を書いていない・・・と言うことでした。
この差はなんなんでしょう?』

『そう、そこなんだよ。彼ら達が援助に頼るばかりではなく、自立できるようにしなくてはならない。 それは、私達の今後の課題でもあるんだ。』

自立・・・。

一昨年までバガノールの病院では、新生児を診れる医師がいなかった。
”2008年 新生児死亡数8人 ”

命を救うために必要な医療機器は手に入らない。
だからと言って立ち止まるわけにはいかない。
そして一昨年、新生児専門医を首都から招いた。

その成果あってか”2009年 新生児死亡数4人”に減少。
半分に減ったけれど、やはり亡くなる命があるのが現状。
それも医療機器が足りないことによる死亡数。
彼ら達はその現状を痛いほど分かっている。

だからやむを得ず、ハイリスク妊婦は首都に搬送している。

首都と地方というだけで、こんなにも違いが生じるのか・・・。

先日チリで大地震があった際、待ちに待った救援物資がきたものの、物資が与えられたのは首都にとどまり、首都から離れている漁村などには全く救援物資が回らず、

『こんなの差別だわ!!』

・・・と住民が涙ながらに訴えていたニュースを見た。

なんだか他人事とは思えない。
色々な事を考えさせられた1日。
やはり技術提供だけでは、救えない命が存在する。

地方だって医療機器が必要。
地方だからこそ、必要なんだ。

訴えるだけでいいのだろうか。
更に何か出来ることはないのだろうか。

もう、死んでゆく子供を見るのは嫌だ。

知らない世界

久しぶりの更新です!
最近なかなかネットが繋がらないのと、先日まで首都にいたという事もあり本当に久しぶり。
日を開けるとダメですね。
書きたいことが溜まってしまい、一体何から書けばいいか、さっきから思考停止状態です(笑)
ですが!思い出したことを1つ1つ書き綴っていきたいと思います( ´ー`)ノ

先週首都に上がった際、同期隊員の誘いで首都にある新生児のICU(集中治療センター)を見学してきました。(『なぜICUを見学したのか』という過程は後ほど・・・(^-^) )

見学してビックリしたのが、モンゴルに来て初めて見る光景。
そうです、医療機器がズラリと並んだ集中治療室。
写真だと分かりにくいかもしれませんが・・・(><)

患児1人につき保育器・循環動態監視モニター(簡単に説明すると、心拍数や血圧・呼吸回数などを24時間監視できる機械です。)・輸液ポンプ、更には唾液や痰で気道が詰まらないように吸引するための医療器具。




私の活動先の新生児ICUと比べると一目瞭然。
↓ ポツン・・・とベッドが1台あるだけ。



なぜ首都のセンターにはこんなにも医療機器が揃っているのかというと、
殆どが他国の支援でまかなわれているからなんだそうです。

▼この写真は『シリンジポンプ』という医療機器。


大人と違って赤ちゃんは小さいですから、使う点滴・薬剤量も何ml・何mgの世界。
なので、そんな微量な薬液を1ml・1mg単位で点滴投与できる医療機器なんですね。
入院・治療が必要な新生児・乳幼児にとって、シリンジポンプは必要不可欠な医療機器なんです。

見学させてもらったセンターには計14台ものポンプがあり、
そのうちの7台はJICAの支援。
残りの7台はNPO団体の基金による支援。

今回、そのNPO法人の代表が支援物資がきちんと使われているか、医療器材を支援したことによる生存率等を視察するために訪問。
同期隊員がそのNPO代表の方と知り合いということで実現した見学だったんです。

同期隊員には毎回と言っていいほどの、沢山の刺激・きっかけを与えてもらっています。
本当に感謝です。
同期のお陰で知る事ができた、外の世界。
無知ほど怖いものはない・・・改めて思いました。

シリンジポンプが14台。物凄い数。驚きです。
わが活動先バガノールの病院では、新生児ICUに1つだけです。

『1つ、です。』

あるところには、ある。
同じモンゴルなのに・・・。

なんとかしなきゃ・・・しなければ。