2010年12月31日金曜日

ゆく年くる年

2010年も今日で終わり。
皆さんにとって今年はどんな年だったでしょうか?

私は今までの人生の中で、とても中身の濃い1年だったように思います。
しかも全てこの1年、モンゴルでの生活。
長かったようで短かった。

今年の初めから『To Doリスト』を作成し壁に張り付け、
毎日のように『今日もやるぞ!!』と自分に気合を入れやってきました。


その『To Doリスト』の項目24個。
(例えば『看護技術セミナーを行う』『モンゴルの医療事情を発信する』『活動先において必要な物品を揃える』などなど・・・)

全ては達成しませんでしたが、
半分以上の17項目を達成することができました。

ですが、まだまだやれたのではないか!?と思う節も。
こう思ってしまうのは日本人のクセでしょうか(笑)

文字にして常に目に見えるところに貼り、声に出す。
これは私にとってかなり効果があったみたいです。

来年も常に『挑戦』できる人間でありたい。

大人になると『挑戦すること』が少なくなってくる。

だって転ぶのが嫌だから。転ばないように注意しているから。

いつから大人は転ぶ事を忘れたのだろう。

子供は転んでなんぼ。

転ぶ事なんて恐れない。

沢山転んできたから成長する。

だから転んでも起き上がればいい。

そう、簡単なこと。

それに気付かせてくれたモンゴルに感謝。

そんな私を応援し、支えてくれたみなさんに感謝いたします。

2011年、実りある素敵な年になりますようにヽ(´▽`)/

2010年12月30日木曜日

返却お断り

今年10月・12月と、心をこめて送った妹・友人への誕生日プレゼントが、
なんと日本からモンゴルへ舞い戻って来た(@@)

▼写真では伝わりにくいですが、かなりボロボロ・・・封筒が破けてた(><)


なぜ?なぜだ?

しかも『住所不定』『本人不在』という理由。

しかし妹・友人に尋ねたところ、不在通知なんて1枚も入っていなかったという。

住所もしつこいくらい確認。
どう確認しても合っている。

なのにどうして!?
アフリカだったら分かるけど、こんなに近い国同士なのにぃっ(怒)

海外から送っているんだから、
もう少し頑張ってください、日本郵政!!

前回、職場の同僚に小包を送った際、
モンゴリア様から小包が届いています』・・・といった不在通知が入っていたそうだ。
同僚、一瞬『あやしい・・・』と思ったらしい。

モンゴリア様って誰だよぅっ!!

差出人もきちんと書いているんだから、しっかり読んでくれ!!

日本郵政の怠慢と思わずにはいられない、大晦日前日。

いかん、いかん、シワが増える!
明日は大晦日。笑って過ごしたいと思いますヽ(´▽`)/

2010年12月29日水曜日

久しぶりにドキドキ☆凄いぜ・バガノール!!

なんと昨日、 バガノール通信局にてクリスマスプレゼント『抽選会』がありました!!
(ここで言う”通信局”とは、バガノールに住んでいる人達の固定電話やケーブルテレビ・インターネットを担っている局です。)


先日、通信局に電話・ネット代を支払いに行った際、こんな紙を渡されました。

抽選番号が記載された紙に、 名前・電話番号を記入。


『28日の21時にテレビで抽選会やるからね!』と教えてもらい、
きっかり21時、テレビの前で待っていました。

しかし、待てど暮らせど始まらない・・・。
そこがやはりモンゴル。


▼ですが、30分遅れで抽選会が始まりましたぁ~っ!
 

テレビや掃除機、ピカピカのお鍋やフライパン、アイロン等々、豪華商品が当たるとあって、
30分の遅れも気にしない、気にしない(笑)

▼バガノール・ローカル番組で抽選会が放映!!
(これってすごい事だと思いませんか?公開抽選会ですよ!?

さすがモンゴル!やることが粋です(≧∇≦))


透明スチールの中にぎっしり詰まった抽選用紙!
子供が1つ1つ、用紙をスチールの中から取っていきます。

▼私の抽選用紙を引いて~(≧▽≦)♪♪  ▼おまけにこのゲスト達は誰っ!?(笑)
  

そして抽選番号を発表!!


『どっ、どうしよう、当たったら・・・』

めちゃくちゃドキドキしながら、抽選番号を真剣に聞き入る。


『最初の当選者は・・・
おめでとうございます!!抽選番号○×△!!○○さんです!!』

▼引いた抽選用紙をカメラに近付けるおねぇさん。
名前やら電話番号やらが丸見え!!個人情報なんておかまいなし!!
日本ではありえない光景です(笑)


『あぁ~~、外れちゃった・・・』


『さぁ~、見事素敵な商品を当てた○○さんに電話してみましょう~』

『えぇ~~~っ(@@)電話かかってくるのぉ~!?』  

▼電話をかけるおねぇさん


もし、もしも自分の名前が呼ばれたらどうしよう・・・
きちんと喜びの言葉を言えるようにしておかなきゃ・・・(@@)


妄想力の高い私は、当選した時の映像がすぐ頭に沸き、ひたすら喜びの言葉を反復。

しかし待っても待っても、私の名前が呼ばれない。

気付けば、抽選会があっという間に終わった・・・ちーっん・・・


今までの人生、宝くじやくじ引きで大きなものを当てたことがない。

強いて言えば、子供の頃大好きだった『キャンディ・キャンディ』の作者、

五十嵐 ゆみこ先生の直筆サイン入り原画が当たったことくらい。

(この時は飛び跳ねて喜んだな~)


くじ運って生れ落ちた瞬間から決まっているのだろうか。

ま、外れたにせよ、このドキドキは久しぶりの感覚でした( ´ー`)ノ

2010年12月28日火曜日

救援物資 ~おとんと私と時々おっちゃん~

とうとう来ました!

無事に先週、バガノールにおとんからの大量の愛(食料)が(笑)

総量11キロ!!

▼お餅4キロ、パスタ、ラーメン、干し芋、お菓子・・・などなど盛りだくさん!!(@@)


郵便局から自宅まで10分。

しかし、5分もしないうちに荷物を持つ手が震えだした(><)
外気温マイナス35度。さすがに手が応える。

『はぁ、はぁ・・・家が遠く感じる・・・つ・・・辛い・・・』

道端でうな垂れていたら、

『おうっ、嬢ちゃん大丈夫かいっ!!』

とっさに11キロの荷物を持ってくれた通りすがりののおっちゃん。
しかし!!年末だからか昼間から酔っている・・・。
酒臭い・・・。

でもあまりの重さに『怖い』より『んじゃ、おっちゃん、お願いします!!』という気持ちの方が勝った。

玄関先まで重い荷物を酔いながらも運んでくれたおっちゃん。

でも、おっちゃん、帰ろうとしない

でも、さすがに『お礼にお茶でも・・・』と家に上げるのは怖い。

『あ、ありがとう!!おっちゃん!!あなたのお陰で助かった~!!』と満面の笑顔でお別れを言う。

しかしおっちゃん、帰らない。

『おうっ、嬢ちゃん!オレはねぇ、バガノール区のお偉いさんをしているんだ!!
うちの娘を知ってるか?オユーナってんだ!アハハ・・?☆?♪?■○▼』

おっちゃん、呂律がまわってない・・・。

お偉いさんかは分からないが、七福神のエビス様に似てる。
悪い事はしなさそうな風貌。

▼ちなみにこ~んな感じのおっちゃん


いや!!でも、やっぱり家には上げられない。

咄嗟に名刺を渡して自己紹介。

『あやって言います!!JOCVとして病院で働いています!!何かあったら電話下さいな!!』

『お~~っ、そうかぁ!!分かった!!じゃぁな!!いい年末を!!』

はぁ~っ、おっちゃん帰った・・・

でもその名刺を読みながら、
『あ~や~、あ~や~!!』とでっかい声で階段を降りて行った。

どうしよう・・・思わず名刺渡してしまったけど。

ですが現在、イタズラ電話もなく、家に押しかけて来ることもなく経過中。

おとんと同じくらいのありがとうをおっちゃんに・・・( ´ー`)ノ☆

2010年12月27日月曜日

モンゴルの床ずれ事情~続編~

先日書いた『モンゴル床ずれ事情』

なんと!!あんなに硬かった皮膚が柔らかくなった!!!
・・・と言っても仙骨部の褥瘡だけでしたが。

早速外科外来の看護師から外科専用のハサミを借りて、
壊死した皮膚を除去してきました!

▼前回の仙骨部             ▼今回除去できた仙骨部
 

医療職ではない方、衝撃的な写真ですいません。
ですが人間、寝たきりで適切なケアが受けられないと簡単にこのような状態に陥ります。
なのでこのような状態にならないために『予防』が絶対必要なのです。

やっと壊死部分が除去できた!・・・と思いきや、新たに褥瘡が増えていました(@@)
これほど悲しい事はありません。

▼右足の褥瘡


▼左膝の褥瘡


栄養状態が悪いのもあるけれど、やはり家族のケアが問題。
何度も分かりやすくケアの説明をしたのですが。
本来なら、毎日、いや2日置きにでも家族病院の看護師と訪問できるのがベストなのですが、なかなか毎日とはいきません。

家族病院の看護師達はとにかく仕事量が多い。
診療に来た患者さんのカルテさばきからはじまり、
医師の診療介助及び点滴・注射。
さらには自分の受け持っている在宅患者・新生児の訪問。

中央病院でもそうですが、『看護師は注射・点滴をする人』と言った位置づけ。
入院患者のケアは殆ど付き添い家族にまかせっきりな時が多々あります。
なので退院後も家族まかせのケースが多い。
だからこういった褥瘡患者が出てきてしまうのです。

在宅は在宅で独立した部門があれば、
もっと手の行き届いた医療を提供できるのに。
(まぁ、そのためのシステム設立、管理の徹底及び技術移転等も必須になりますが。)

モンゴル医療事情。
家にこそ沢山の問題が埋もれていると思わずにはいられません。

2010年12月26日日曜日

初☆執筆 《第2・3弾》

10月にブログで書いた『初☆執筆

その11月号・12月号がモンゴルに届きました!!

▼11月号はなんとページをめくった途端、
『モンゴルの医療事情』の見開きページが☆(≧∇≦)


ビックリしたけれど、と~っても嬉しかったヽ(´▽`)/
早速産科の師長に見せたら、『あら~!素敵!』と喜んでいました。

更には12月号。

▼東京・練馬で行ったハワリンバヤルの記事


▼募金活動に快く協力してくださった方達の写真が掲載!!


この執筆は、みなさんの協力があったからこそ書けた記事です。
感謝できる人達に恵まれ、大変実りある2010年を送ることが出来ました。
本当に、本当にありがとうございます。

2011年、みなさんに素敵な風が吹きますようにヽ(´▽`)/

ODAメールマガジン(198号)

今月22日、外務省HP “ODAメールマガジン” 私の執筆した『ハワリンバヤル』の記事が掲載されました!!

本来であれば今年の9月、
JICAが毎月発刊している『クロスロード』に掲載されるはずだったのですが、

掲載間近で『やはり載せられません』とう奇奇怪怪な返答が本部から来まして・・・。

文章を書くのが不得手な私。
しかし、みんなでやり遂げた事を是非記事にしたい!!
そんな思いを汲み取ってくれたJICAクロスロード編集本部。

何日も何日も書いては消して、消しては書いて。
血を吐く思いで書いた原稿をたった一言でなかった事にするつもりかぁっ!?

普段は穏やかな私でも、この時はいかんせん怒りがおさまらなかった。

理由が理由だったのもあるが、

何よりもハワリンバヤルで協力してくれた隊員との連名で発信(=掲載)したかった。

だって一人では決して出来なかったから。

しかしそんな私の気持ちを汲んでくださった、O調整員。
O調整員の計らいで今回ウェブ上で掲載されることにヽ(´▽`)/


実行委員のみんな!

みんなの名前が掲載されたよ!!


私、涙がでた。