2010年1月8日金曜日

さかのぼりますが・・・

モンゴルの首都ウランバートルから西に120㌔に位置する、人口30,000人の小さな田舎街・バガノールの病院での活動が始まりました。

さすが発展途上国。初日からビックリすることが多くて(中には卒倒することも(><))、よくぞ今まで意識消失することなく活動してきたなぁ・・・と思う今日この頃(笑)
小さなメモ帳片手に、『これは変だよモンゴル医療!』と思ったことを書きなぐってきた4ヶ月。
数えると200以上を超えてました。
さて、そんな200を超える中から先ず何を発信していこう。
赴任当初はあまりにもモンゴルの医療水準が低くて(当たり前ですよね。それを改善すべく派遣されたわけですから(><))、
『こんな事が当たり前のように行われているなんて!』
『こんなの明らかに間違っている!』
『おかしい!』
『何なんだ、これ!』
・・って批判することしか出来なかった。
今思うと周りが見えてなかったんですね。恥ずかしい・・・(><)

でも、この4ヶ月で沢山の看護師と関わる中、
彼女達は術を知らない』
『その術を知るための機会がない・物がない』
『そんな中でも誇りを持って働いている』っていう事を知りました。
日本で働いてた時の『ものさし』でしか、モンゴルの医療・看護師達を見ることが出来なかった。
自分にとっても、物凄い学びになりました。
あぁ、気付けてよかった( ´ー`)ノ
モンゴルでは看護師という職業は『注射・点滴をする人』といった認識。
毎日医師からの指示をカルテから拾い、一人の看護師が10人、時には30人近い患者さんの注射・点滴をひたすらする・・・といった業務に追われています。
でもその業務を文句一つ言わず、必死にこなしている看護師達。
そう、モンゴルの看護師達は『愚痴』といったものを言いません。

お給料だって日本円でいったら1万五千円程度。
生活も正直キツイ。毎日みんな切り詰めて生活している。
でも、いつも彼女達は笑顔。
これは見習いたいなぁ・・・。
写真の彼女は内科病棟の看護師さん。これからお仕事開始です!
病棟の中で一番『注射・点滴』が多い部署だけど、
『あや!!私を撮って!!』と自分の働く姿に大満足な彼女が可愛く、そして誇らしく見えたので載せてみました♪

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