きっと色々な答えが返ってくると思いますが、今回は『病院の中にある物』限定で。
今日はその『欠かせない物』の中で、ダントツの『ベッド』について発信したいと思います。
活動先の病院のベッドは、ご覧のようにかなり年期の入ったベッド。
↓鉄製のスプリングの上に固い板。その上にぺっしゃんこになった布団。
中には板さえ引かれていないベッドも・・・。
『こんなベッドで怖くない?痛くない?ちゃんと眠れる?』・・・と聞くと、
『大したことないわ。大丈夫。』・・・と少し悲しげに笑う患者さん。
この時、私にはとても悲しげに見えたんです・・・。
ひょっとしたら、こんな質問するべきじゃなかったのかな・・・。
発展途上国、モンゴル。
買いたくても買うお金がない。
そのことをモンゴル人は痛いほど分かってる。
この写真は先日小児科で出会った、患児とその付き添いのお母さん。
一見、普通の病室に見えるこの写真。
でもふと目線を他にやると・・・
これ、なんだか分かりますか?
実はここ、小児科病棟にある調理室なんです。
(今は使われていないですけどね)
小児科病棟はベッドが25床。
ですが冬は-30~40℃になるモンゴル。
冬季になると季節柄もあり、
『風邪・肺炎・気管支炎・気管支喘息・・・』などの疾患で沢山の子供が入院を強いられ、あっという間に満床(ベッドが埋まってしまう状態)になってしまうんです。
この写真を撮らせてもらった時は、患児数42人。
とうていベッド・部屋数が足りません。
ベッドは何とか離れの病棟から借りてきたものの、部屋数だけはどうにもなりません。
なので已む無く『調理室』に入院するはめに・・・。
人生のうち、『3分の1』が眠りにあてられていると言われていますよね・・・。
そんな中、病気のせいでしたくもない・慣れない入院生活を強いられている患者さんだからこそ、安心して眠れるベッド・環境を提供したい。
模索する毎日は続く・・・。
なんと、なんと・・・毎回聞くたんびに驚かせられます。
返信削除なんか、人間のなれは時に必要であるけど、怖いものです。
私たちの日本人の「当たり前」がどんなに恵まれた環境か・・・。寝心地いいベッド、あったかい布団・・・毎日些細なことでも感謝な毎日ですな・・・・
>まっつぅ~さん
返信削除本当ね。
『当たり前』の日常が『当たり前でない』事に気付かなければ、人間、真の幸せにはたどり着けないように思います。
蛇口をひねれば水が出る・・・それだけでも私は幸せな事だと思う。
お互い感謝を忘れず生きていこうヽ(´▽`)/